Developers Summit 2012 二日目
感想
【17-C-1】
Continuous DeliveryとJenkinsアブストラクト
今回の一番の目的。Jenkins川口さん。
現在仕事でJenkinsを使ってはいるんだけど、教科書通りの利用しかしておらず、もっとJenkinsの本質を理解した運用についてのヒントになればとの思いで聞きました。
以下は自分の記憶と手稿を元に書いているので、間違っている点もあるかもしれません。
Jenkinsは計算機の過剰な計算能力をうまく活用するという思想の元に誕生したらしい。Jenkinsを作った時はそんなにハッキリした想いがあったわけではないが、そんな感じのモヤモヤした思想はあったそうです。
計算能力はムーアの法則通りに向上し、マルチスレッド・マルチプロセスの処理が行える様になっている。しかし、人的資源の限界は限られており計算機の処理に人間の頭が追いつけなくなってきている。そんな中で多くのプロセスの結果をまとめ、処理する執事が必要ということでJenkinsがその役をこなしている、と。
Jenkinsはツールではなく、プラットフォームとして捉えられるべきとの想いも聞けました。
JenkinsのCI以外の活用法として検証済みマージや自動デプロイ・自動デリバリ、トレーサビリティ(Jenkinsではfinger printと呼ぶらしい)の向上などが詳しく紹介されていましたが、自分の頭ではそこまで追いつきませんでした。
とまぁ、自分の脳足りん具合が嫌になるほど中身の濃く、そして熱い想いのこもったセッションでした。
【17-C-2】
10年後も通用する開発環境の秘訣 〜 継続的フィードバックとVisual Studio 11
Visual Studio 11ではどんなことができるのかという紹介。
TDDやCIはアジャイル開発の一部の歯車でしかなく、客側からのフィードバックを含めた継続的フィードバックを行なっていく必要がある、とかいう話だったと思います。
Visual Studio2010のデモを見せる場面があったけど、何か便利そうに見えるんだけど無駄にボタンが多すぎて触りたいとは思わないんだよなぁ…。ホントMSはターゲットが広すぎて無駄な機能が多すぎるイメージ。
【17-B-3】
言語の世界
お昼すぎということもあってか超満員。
さすがMatz。
過去から未来までのプログラミング言語の歴史を紹介してました。
私のことばではまとめられないので割愛。
とりあえず興味深かったです。
【17-B-4】
マイクロソフトの変化を体現するAzureエバンジェリスト2人が語る今後10年を見越したオープン戦略
Azureとかamazon EC2とか、名前はよく聞くけどなんだかよくわからないクラウドサービスについて知識が得られればという思いで聞いてました。
以下感想。
Azureではjava,PHP,Node.jsで開発ができる。
やっぱりMSのものは使いにくそう。
Node.js流行ってるなぁ…。
以上。
これまた超満員。
会社の先輩も進めてたので見てみましたが、普通に笑いありの面白いセッションでした。
【17-C-6】
ライターズ・フィロソフィー―IT業界で書いて食っていくひとたちの哲学をきこう(仮)
これはひどかった。
45分のうち、5分がこのセッションの説明。そしてその後、4人のパネラー?の経歴を各自LTで5分ずつ。・・・5分? 5×4=20分。最初の5分の説明と合わせて25分と半分以上を導入で潰す。そして実際にはLTの時間がオーバーして、自己紹介終わることには残り10分とかwwしかもトークテーマ始まってもただ一人一人がテーマについて自分の思いを話すだけ。クロストークとかも無いんだ。
このセッションでやる気無くなって帰ってしまいました。
二日間聞き終えての感想は、Node.js流行ってんなぁっていうのとアジャイルはまだまだ発展途中だなってこと。