暗号解読

サイモン・シンの「暗号解読」を読んでいます。

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

この方の本は半年ほど前に読んだ「フェルマーの最終定理」に続き２冊目なのですが、もうとにかく面白いです。

「フェルマーの最終定理」ではフェルマーの最終定理を題材に、数学における証明の重要性や数学という学問の生い立ち・成長、そしてフェルマーの最終定理に挑んだ人達の物語。

そして、この「暗号解読」では最も単純な換字式暗号からの様々な暗号とその解読法をその暗号にまつわる歴史物語と共に紹介しています。

この方の本では学問的な知識が得られると共に、歴史物語的な面白さも兼ね備えているため、学問書にありがちな“堅苦しくて途中で飽きてくる”ということが全くありません。
そのため、読み始めると最低でも一章は読み切らないと気が済まなくなってしまいます。

数学と歴史を併せて学べ、物語としても楽しめる良書です。