builderscon2017 8/5(土)
概要
- 8/5(土) 10:30~
- 慶応大学 日吉キャンパス 協生館2F
- builderscon - 知らなかった、を聞く
buildersconは「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りです。
感想
- 今まで触れたこともない3DプリンタやAR/VRの話を選んで聴講
- 3Dプリンタの階差機関の内部構造とか自分では調べようとは絶対思わないので貴重だった。でもこの知識を使うところがない。
- VR/ARの方は夢広な感じ。でも、ちゃちゃっと一人で始められ無さそうなのが敷居高い。
- 「どちらも知らなかったを知る」
- TPUのセッションでは、TPUの狙い所を理解できた
- ASICにより出来ることは限定的だが、その限定的な機能でとても汎用的な使い方ができる
- OSSの引き継ぎ方は具体的な話で用途は限定されそうだけど、実際に合ったことなので貴重。
- 時間なくて全て聞けなかったのがちょっと残念。
セッション聴講記録
D 3Dプリンタで作る1次元セル・オートマトン、階差機関、アナログコンピュータ 10:30-11:30
- @mackee_w, カヤック, perlやGoを書いてる
- 階差機関しかできなかった
- 中国で買った3Dプリンタ。説明書中国語。Baiduで組み立て方の写真を見ながら組んだ
- 階差機関 - Wikipedia
- 9進数や2進数も初期化できるか?
- デキると思う。階差機関はアナログのようで離散的な数値しか表せないためデジタル。
- CADは何を使っている?
- 何かの計算をした後に、その値が残っているはずで、それをリセットする機構はあるか?
- 計算後は逆向きに伝播させることで初期化できる。0にする方法は分からない。
- 質疑を挟んだ後Chapter.2
- thingiverse
- OpenSCAD使ってたが辛い -> Fusion360
- STLファイル作って、3Dプリンタ用のgcodeへ
- Simplify 3Dで1層ずつの形状を確認できる
- バベッジの階差機関はそろばんより高性能?
- そろばんは人力。階差機関は誰でも使えるので高性能だと思う。
E Tensor Processing Unit 11:40~12:10
- @kazunori_279, Google
- GoogleのDeepLearning
- 自動メール文面suggestion. 12%のメールで利用されてる。日本語版はまだ。
- Google翻訳
- DeepLearningを利用することで電力料金40%減
- Googleの機械学習サービス
- VisionAPIとか
- Tensor flow, MachineLearningEngineは顧客自身で学習させるサービス
- Tensor Flow
- DeepLearning電力問題
- 1st gen TPU
- ASIC(Application Specific IC) (28mm process)
- 電力消費 40W, (GPUは300~400Wぐらい)
- 推論特化。学習は向いてない。
- 2nd gen TPUは学習・推論できる。
- 1st genは2013年に作り始めて15monthsで作り上げた
- ASICは一度作ると作り直せない。開発と検証を雇用を同時並行で。
- TPUでは信号を32bit floatで量子化する必要なんてない。8bitとかで反応を見るには十分。1bitも考えている。
- GPU: 2496 x 32 bit float, TPU: 65536 x 8bit
- CPU = scalar, GPU/SIMD = vector, TPU = matrix
- TPUは数珠つなぎで計算を繋ぐだけなので、レジスタへのI/Oが必要なく速い。
- 2nd gen TPU
- 11.5Pflops (京と同じぐらい). コストパフォーマンスは比較にならない。
- cloud TPUとしてα提供中。まだ使える人限定的。
- Tesor Flow ResearchCloud. 1000ユニットを無償で貸し出し。
- TPUがモバイルに乗るのはいつ頃?
- NVIDIAのTensorFlow対応GPU?(TensorCore)とTPUとの違いは?
- 32bit計算が主流のGPUではなく、16bitにして速度を上げたもの?
E. OSSの引き継ぎ方 13:30-14:00
- @hsbt, GMOペパボのCP(roductivity)O
- ペパボ従業員350人の生産性を高めることがミッション
- rubyメンテナ
- 2009の1.9.x系から有名なライブラリが出始める(rspec, nokogiri, thorなど)
- 2013年ごろからメンテナが他の言語に移り、メンテナンスされなくなるものがちらほら
- 貢献したり、新しいの作ったり、引き継いだり・・今回は「引き継ぐ」に関する話
- 引き継ぎたいとき
- メンテナのように振る舞ってればくれる, Issueが経ってる, E-Mail,DM,Slack…, 対面で
- Twitterとかは欧州・台湾などで使われてないのでE-Mail最強
- rake問題
- その他の問題と教訓
- 時間がないので、続きはRubyKaigiで。
B. HADOが採用したポジショントラッキングの話 14:10~15:10
- @izugch4423, meleap.inc
- AR/VR 他とは毛色が違う話
- ARテクノスポーツ “HADO”
- ポジショントラッキング = 人・モノがどこにあるのかをトラッキングすること
- 上記手法のProx
- これにより、低コストでのポジショントラッキング(的なもの)が可能
- 特殊なスーツを着たりしないので回転数が良くなる
- 特別な機材が必要ない。防炎加工マーカー 6m x 2.66m で6万円程度
- Cons
- マーカー以外を見るとトラッキングできない
- 部屋の明暗や「似てる模様」。納品してみないと分からない
- マーカーにぶつかったりすると・・
- その他のxR
- マリオカート アーケードグランプリ VR - VR ZONE SHINJUKU - VR ZONE SHINJUKU
- => HTC Vive. ルームスケールVR.部屋を歩き回れる
- => 赤外線送受信で位置をトラッキング. 4.5m四方トラッキング可能
- CLOCK WALK | 株式会社ハシラス
- 極限度胸試し 高所恐怖SHOW - VR ZONE SHINJUKU
- => HTC Vive + OptiTrack(モーションキャプチャ)
- HADO Kart / HADOカート | SPORTS | 超人スポーツ協会
- => HoloLens
- => Optical See Through: 見たままが移る。スマホカメラだと遅延がある。
- => ただ、HoloLensは視野角狭い。また大きく重い。
- snipAR スナイパー | 1→10drive 試作室 prototyping project
- => Google Tango
- => 対応デバイス少ないが有望。
- Overwatchのキャラクターを表示させるApple ARKitデモ
- => ARKit. 最初に起動位置を認識させる必要があり、そこがネック
- Home - FOVE Eye Tracking Virtual Reality Headset
- Eye Tracking HMD
- xRはjsでも作れる(Unity)
- HADOでマーカーの絵を相手プレイヤーが隠すことがあるが影響はないか?
- 影響はある。味方でも隠れてしまうのは問題。壁のサイズを増やす
- HADOはリモートでも遊べるのでは?
- マーカーさえあれば大丈夫なので考えたことはある。実装段階ではない。
- IPとタッグを組むと良いかと。「ワールドトリガー」と組んだらお金をいくつもつぎ込んでしまいそう
- 期間限定でIPとのタッグはやったことはある
- 「ワールドトリガー」との話もあったが、その後どうなったかは知らない
- ARKitで最初にマーカーを使って位置補正をすれば出来るのではないか
- HoloLensでは、位置補正のアイデアはあったが原点を移動させることができなかった。
- ARKitは力が割けていないため分からない
- Tango. 複数端末の同期はどうやっている?
- 位置同期なら原点を共有するだけ。攻撃判定は当てた側の判定を使っている。
- 精度はサーバーサイドエンジニアの実力。Scalaで組んでいる。
B Serverless Server Side Swift 15:20~15:50
- @noppoMan722, フリー
- Swift
- 組み込みのwebserver機能はなのでFW使う
- vapor/vapor: A server-side Swift web framework.
- IBM-Swift/Kitura: A Swift web framework and HTTP server.
- Server Side Swiftはまだ時期尚早。だが、serverlessなら簡単に導入できる
- Serverless Server Side Swift
- noppoMan/Hexaville: The modern serverless web application engine and framework for Swift
B ここが辛いよサーバーレス。だが私は乗り越えた 15:50~16:20
- @yamitzky, JX通信社
- FaaS, Managedまで含めた「サーバーレス」を対象
- 本番環境とローカル環境違う問題
- Lambdaの実行環境はLambdaなので、コンパイルが必要なもの(numpy, lxmcなど)をMac,Winで使ってファンクションを作ってはいけない
- => Apex, serverlessなどのFW使うと良い。Apexオススメ。
- S3やDynamoはOSSでないので、ローカル開発時の動作確認できない
- => シミュレーションしたOSSを使う
- APIGatewayが無い
- => WAFの下のレイヤーをローカルで動かせるようにする
- => awslabs/aws-serverless-express: Run serverless applications and REST APIs using your existing Node.js application framework, on top of AWS Lambda and Amazon API Gateway
- マネージドの問題
- Labmda突然死の対応
- => Labmdaで死んでもオンプレで動くように開発しておく
- Kinesis - Lambda間の連携エラー
- => どうしようもなかった。一週間祈ったら直った。
- サーバーレスの問題
- サーバーレスはクラウド事業者しか提供できないのか?
- => Building serverless apps with Docker - Docker Blog